挑戦する人・コトを、伝えるメディア「アンドオン」

挑戦する人・コトを、伝えるメディア「アンドオン」

情熱仕事人 vol.2 原点に立ち、技を磨く。

アイシン福井のものづくりには、情熱がある。

アイシン福井は、「“移動”に感動を、未来に笑顔を。」の経営理念のもと、自動車部品のものづくりを通じて、クルマに乗る世界中の人々に走る喜びと感動を届けている。その部品には、開発から製造に至るまで多くの人たちが携わり、一人ひとりの情熱が込められている。

連載企画「情熱仕事人」は、情熱を燃やし、挑戦を恐れず、持ち場立場で使命を全うする仲間たちのストーリーである。

情熱仕事人:前田 ゆうき

若き技能者たちが磨き上げた技能を競う「技能五輪」。その技能五輪に情熱を注ぐのが体質強化推進部の前田ゆうきさんだ。2025年10月に開催された、第63回技能五輪全国大会「機械組立て職種」でアイシン福井初の銀賞に輝いた前田さんは、自らの技術を次世代へと繋ぐ新たな挑戦の渦中にいる。前田さんが技能五輪選手・コーチを経験する中で得た学びとは何なのか。前田さんの「ものづくりの原点」に挑む情熱に迫る。

Profile

前田 ゆうき 2022年入社

●技能職 ●体質強化推進部 製造人事室 生産人材育成G 第1係 第1組 ●趣味・特技:ドライブ(愛車のスポーツカーでいろんなところに旅してます!)

前田さんの仕事への情熱

技能五輪を通して得た学び

前田さんは高校2年生のとき、地元企業の就職説明会で運命の出会いを果たす。会場にいたアイシン福井の技能五輪選手の言葉に心を打たれた。技能五輪の世界は前田さんにとって未知の輝きに満ちており、「技能五輪に挑戦したい」という直感が入社の決め手となった。

入社後の1年間、アイシン学園で過ごした時間は平坦なものではなかった。壁にぶつかったこともある。しかし、技能を磨くことこそが「ものづくりの原点」であることを学び、仕事に対する揺るぎない信念を確立した。

選手時代は、来る日も来る日も技能を磨き、技能五輪全国大会の課題を想定した練習に没頭した。負けず嫌いな性格を武器に自らを鼓舞し、2024年に敢闘賞、そして2025年にはアイシン福井初、機械組立て職種では福井県初となる銀賞という栄誉を掴み取った。

成長と結果で示す恩返し

なぜそこまで情熱を注ぎ競技に挑めたのか。前田さんが繰り返し口にするのは、選手時代に支えてくれた人々への深い感謝である。上司や仲間たちは、技術面だけでなく人間としても彼を成長させ、時には我が子のように心身ともに支えてくれた。「支えてくれた人たちに僕ができる恩返しは、成長した姿や結果を示すこと」と語る前田さんは、銀賞という結果で応えた。前田さんを支えた人たちに話を聞くと、返ってくる言葉は「ゆうき、感動した。ありがとう」と口をそろえる。前田さんがこれまで受けた愛情を、これからは後輩へ注いでいくことだろう。

指導者としての使命

現在、前田さんは選手の道を退き、コーチとして技能五輪選手の育成に力を注いでいる。「自分より良い色のメダルを取らせてあげたい」そう語る前田さんは、自らが磨き上げた技能を伝承することがこれからの使命だ。アイシン福井の未来を担う高い技能を持った人材を輩出し、会社の成長に貢献したいと考える前田さんは、自らの背中で語り、若き才能を磨き上げる日々に並々ならぬ情熱が宿っている。

ワクワク、それが成長の原動力

前田さんは仕事に対して、「せっかく仕事をするなら、楽しんだ方がいい」と考える。ただし、その「楽しさ」とは楽をすることではない。課題を深く掘り下げ、専門性を高めていく過程にこそ、本物のワクワクがあると考えている。やらされではない、やりたい気持ちを原動力に、後輩とともに今日も成長を続けている。

原点に立ち、技を磨く

自動車産業を支える自動車部品メーカーの一員として、自動車に乗る人たちへ伝えたいことを聞いたところ「私たちが普段何気なく乗っている自動車は、一つひとつの部品に、数々の技能者が磨き上げた技能や、さまざまな会社の積み上げてきたノウハウが詰め込まれた“すごい乗り物”なんだということを知ってもらいたい」と話す前田さん。情熱を注ぎ技能を磨き続ける前田さんだからこそ、その言葉には重みがある。

「ものづくりの原点」に立ち返り、技能を磨き、伝承する。前田さんの挑戦はこれからも続いていく。

仕事をするうえで大切にしている価値観

「アイシングループウェイ」とは、アイシングループで働くすべての従業員が共有すべき「価値観」や「行動指針」をまとめたものです。(参考:アイシングループ経営理念

仕事を楽しみ、技を磨く。
前田さんの仕事への向き合い方は、まさにアイシングループウェイの

・みずから動き、変えていく!ーワクワクする仕事をしよう
・個を高めて、夢ひろげる!ープロと誇れる専門性を持とう

を体現していました。これから技能を伝承していく上でも、この価値観を大事に突き進んでいくことでしょう。

(記)人事・総務部 総務室 広報・社会貢献グループ 長谷